2014/05/07
しかし、その子の両親は、毎日泣いて帰って来ても同情の言葉は一切掛けませんでした。
この事が学習催眠を使った奇跡の能力開発につながるのに必要絶対条件と成りました。
子供は、とてもずるいところがあります。
泣いてみて親が許してくれるならば泣いて目的を達成しようとします。「死んじゃいたい」と言えば親はあわててなだめていう事を聞いてくれると分かれば死ぬ気など全くなくても「死にたい」と言います。
普通の親は「ビシビシやって下さい。」などと口では言っても本当にビシビシやられ、子供が辛そうな顔をするとひるんでしまい諦めてしまいます。
しかし、その子の親は「先生に死なない程度ならばビシビシしごいて下さって結構です・・」と、すべて任せたんだから、お前が出来る様になるしか方法が無いんだ。」と取り付く隙を与えませんでした。
後ろに下がれないならば前に行くしかありません。
やはり、覚悟に似た心があるのと無いのでは大きく結果が違ってきました。
それは、成功と失敗の違いにもつながる大きな要素でした。
その娘には、まず「必ず返事をする事、こんにちは、さようなら、の挨拶をちゃんとする事」を徹底しました。
まず、今すぐ出来る当たり前の事から教えて行きました。
最初は、お辞儀も満足に出来ませんでした。まるで軟体動物が体をくねらせてくの字に曲がった様なお辞儀を矯正する作業は、教育というより調教に近かったかもしれません。
しかし、どんな事でも達成したら、じっと目を見て「ほら出来る様になったじゃないか・・１回出来れば２回出来る・・・２回出来れば３回出来る・・・３回出来れば何度でも出来るぞ・・・」と暗示をかけ続けました。
＜明日に続く＞
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