2014/07/26
遠隔催眠だと称してテープを聞かせてお金を取るという悪質な診療所の話は、他人からの又聞きではなく私が実際に見聞きした話ですので騙される被害者が増えないように匿名トークではありますがお話ししておきたいと思います。
匿名トークをする・・という事で現在も営業している診療所だという事はお察しいただけると思いますが、その診療所は、１５年ほど前に横浜に出店してきました。
当時私は、横浜催眠心理オフィスを立ち上げて３年くらい過ぎた時で、かなり実績を上げて横浜催眠心理オフィスの名前も相当評価されていた時期でした。
その時に私のオフィスは、横浜駅の隣の駅の反町（たんまち）駅から徒歩５分の場所にありました。
ある日、今は亡き天才催眠術師の荻田繁男先生（荻田先生の話は後日ゆっくりお話しします）が私の所に行きたいという人を紹介してくれたそうです。
その人は私への連絡先を書いた紙を無くしてしまい電話帳で調べたそうでした。
記憶に残っている横浜催眠・・ナントカ・・という名称と反町駅が最寄り駅というキーワードで探していくと記憶に合致する名前を発見して、そこに電話をかけると最寄り駅は反町だと言うのでここに間違いないと思って行ったという話でした。
後日、荻田先生がその人に会った時に
「そういえば大滝先生の所には行かれましたか？」
と言うと
「はい、行ってきました」
という答えが返って来たので
「（最近大滝先生はどんなやり方をしているんだろう？また新しいやり方を考案でもしたかな？）」と考えて
｛どんなケアをしてもらいましたか？」
と訊いたそうです。
するとどう考えても大滝先生がそんな対応をする訳がないだろうという事を答えたので
「本当に大滝先生の所に行ったんですか？」
「えっ？そうだと思いますが・・」
「反町駅でしたか？」
「はい」
「改札を出てどっちに行きました？」
「右です」
「？？右？？大滝先生のオフィスは左ですよ！どんな人でしたか？」
「６０歳位のヒゲを生やした人でした」
「それは全然違う人ですよ！」
という事になり私の所に電話がありました。
「先生！大変です！大滝先生のニセモノが出ました・・」
「？私のニセモノ？何ですかそれ？」
「今近くに電話帳はありますか？」
「はい」
「では、先生のオフィスの広告が出ているページの一枚前をめくって左下を見て下さい。それがニセモノです」
そこには横浜催眠心まで同じで理の代わりに違う漢字が１文字入りその後ろにオフィスの代わりにカタカナ４文字が入る名前の診療所の広告が載っていました。
「大滝先生、明らかに名前をまねて悪質です・・文句を言って潰しましょう・・」
「ん～・・でも微妙だけれどまったく同じじゃないから偶然だと言われたらそれまででしょ・・うちは、あんなに大きな看板を駅のホームに出しているんですから、後から開業する人間がうちを知らない訳がありませんよね・・それなのにこれだけ似た名前を付けるという事は、うちの評判を知って人のふんどしで相撲を取ろうみたいな思惑があったという事だとすると嫌な気持ちはしませんよね・・まあ間違って行ってしまった人は気の毒ですが、もしうちの評判が悪ければ間違われちゃマズイと思って絶対に似たような名前は付けませんものね！」
「なるほど・・太っ腹ですね・・まあ大滝先生がそう言うのならば・・」
と言う話にしたのですが、まさかそこがテープを聴かせてお金を取る診療所だとは夢にも思いませんでした。
その診療所の代表はその後にとんでもない事を言い出します。
＜明日に続く＞
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横浜催眠心理オフィス
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